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“トランス脂肪酸”まだ食べてるの?知らないうちに病気になりやすい身体に… 

トランス脂肪酸とは?

皆さんは、“トランス脂肪酸”という言葉は聞いたことがありますか?

最近では「トランス脂肪酸=身体に悪いもの」という話を聞いたことがあるかもしれません。

そもそもトランス脂肪酸とは、脂質の構成成分である脂肪酸の一種です。

植物油などからマーガリンやショートニングなどを製造する際や植物油を高温にして脱臭する工程で生じます。

マーガリンやショートニングはパンやケーキなど様々な食品に活用されています。

また、天然でも、牛などの反すう動物に由来する乳製品や肉に含まれています。

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トランス脂肪酸が人体に及ぼす影響

なぜトランス脂肪酸は身体に悪いと言われているのでしょうか。

このトランス脂肪酸は、LDL(悪玉)コレステロールを増やし、HDH(善玉)コレステロールを減らし動脈硬化を促進し心疾患の危険を高めると、WHOが報告しています。

しかし、トランス脂肪酸が身体に及ぼす影響はそれだけにとどまらず、免疫機能低下、アレルギー疾患(喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎)の発症、増悪の原因や発がんリスクを高めます。

最近、若い世代に非常に多いアレルギー疾患も一見関係ないように思えますが、日頃食べている食品の影響でさまざまな問題が体に影響与えているのです。

若い世代の人からすれば「コレステロール?」「動脈硬化?」「心疾患?」

それって全部年齢の高い人の問題で、私には関係ないと思っていませんか?

結婚をしていざ子供を…と思ったら中々出来ない不妊症も凄く増えているのにはいくつかの要因(湯船に浸からずシャワーだけで済ます人が多くなったり、女性の社会進出により積み上げられたストレスが原因などともいわれています)があるものの、毎日の食事の影響も不妊の原因にもつながっているとしたら、若い世代も「関係ない」では済まないですよね。

更に年齢を重ねてから一番なりたくない認知症、糖尿病との関連など様々な疾患への関連につながるとも言われています。

ここまで問題視をされていながら、ジャンクフード大国アメリカでさえ2018年からトランス脂肪酸の食品添加を禁止しているにも関わらず、日本ではいまだに禁止する動きなど微塵もなく、スーパーマーケットに行けばマーガリンが何種類も売られていますし、パンやお菓子にはショートニングやマーガリンが普通に使われているのが現状です。

身体は食べたものでできている

あなたの身体のすべての細胞はあなたの食べたもので作られています。

肌も、髪も、爪もあなたを構成するすべてが日頃の「食」からの影響を受けています。

少しでも「美しく年を重ねて行きたい」「健康で生きて行きたい」と願うなら毎日口にするものに意識を向け、身体に悪いとされる食品はなるべく摂取しない。

完全に排除するのは難しいかもしれないですが、意識的にトランス脂肪酸の塊のようなショートニング、マーガリン、コーヒーフレッシュ、植物油脂の摂取は控えるようにしてみてくださいね。

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補足:すべてのマーガリンやショートニングが危険なわけではない

ここまで、少し怖いお話をしてきましたがこのように「トランス脂肪酸=身体に悪い」という認識が世間に少しずつ広まってから、販売製造を行っている企業の努力でトランス脂肪酸が少ない商品もたくさんあります。

WHOは「トランス脂肪酸の摂取量を、総摂取エネルギーの1%に相当する量よりも少なくする」よう、目標が設定されています。日本人が1日にとるエネルギー量の平均は約1,900 kcalであり、この1%に相当するトランス脂肪酸の量は約2グラムです。

日本人の食生活であれば、相当量を食べない限りは問題ありません。

自身の健康を自身で気を付ける、正しい情報を受けとる力を身に着けることが一番大切です。