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キノコで免疫力アップができる？？驚きのキノコパワー！
高い免疫力を保たないと生きられなくなる時代の到来
世界中で起こっている豪雨や森林火災などの自然災害は地球温暖化が大きな原因はです。地球温暖化によって世界中の氷河(永久凍土)の融解が止まらなくなると、その永久凍土に眠っていた様々な未知のウイルスや病原菌が出てきて、コロナ以上の感染症が広がるとも言われています。
シベリアで2016年に子供や家畜が炭疽に感染して亡くなるという事がおきましたが、これは永久凍土が溶けた事により埋葬されていたトナカイの死骸から炭疽に感染したものと科学者みているそうです。2015年に発見された「モリウィルス」と言う菌は12時間でなんと1000倍に増殖すると言われています。これからの時代を生き抜いていくために、私達がする一番重要な事は一にも二にも「免疫力を高める」ことなんです。
キノコで免疫力を高める！？
免疫力を上げるには様々な方法があります。
私達の身体に存在する細胞は、摂取する食べ物から作られているので毎日の食事で免疫力を上げてくれる食材を摂取する事が重要です。そんな免疫力を上げてくれる食材は海藻類とキノコ類です。
海藻類豊富なミネラル、特にマグネシウムや亜鉛を含んでいるので理想的な免疫力アップ食材ですが、調理方法が限られていてメインのお料理になりにくいと言う欠点があります。しかし、キノコ類は種類も豊富で、色々な調理方法、味付けが出来るので毎日食べても飽きないと言う利点があります。
日本人は欧米に比べると様々なキノコを日常的に食べているので、キノコ類はただの「食材」と言う認識だと思います。しかしキノコは立派な薬の側面もあるんです。
薬としてのキノコ
4000年の歴史を誇る中国伝統医学(漢方)の中でも、キノコは古来より長きに渡って使われ続けている重要な生薬の一つです。代表的なものは霊芝で中国伝統医学の最古の薬物書「神農本草経」にも記載されいます。
その他、サルノコシカケ科の猪苓は利尿、解熱剤として長く使われています。明の時代の医師は椎茸を用いて様々な治療効果を上げた事が記録に残されています。日本にも江戸時代には伝承され、キノコを医療に用いるようになった歴史があります。アジアのみならずキノコの薬効は広がりドイツなどヨーロッパでも医薬として用いられるようになりました。
また南米ブラジルのサンパウロ郊外の山地にだけ生息する「アガリスク」もがんに効くなどの評判が広がり日本でも知る人が増え人工栽培されるようになりました。
特に免疫力を高める作用が強いキノコ2種類
現在でも世界中で薬用として重宝されるキノコで生薬として用いられる多くのキノコには免疫力を上げてくれる働きがありますが薬効が非常に高いキノコを2種類ご紹介します。
どちらのキノコも日本各地に生息しているキノコなのでキノコハンターのような専門家の指導の元、採取する事が出来るキノコです。
＊くれぐれも素人判断で採取して食用にしないでください。
①「霊芝（レイシ）」
この霊芝は中国語で「最高のキノコ」と言う意味があるほど中国での評価がとても高い事が分かります。中国最古の薬物書「神農本草経」には不老長寿に用いる副作用のない上薬に分類されています。
肉質はコルク質様で非常に硬く表面はニスを掛けたような光沢があるのが特徴日本各地に生息していますが、かなり希少なキノコの一つで市販のサプリメントも高額なものが多いですが、その薬効の高さは群を抜いているので自生している霊芝を見つけたらとても幸運です。
幅広い薬効を持ち含有成分のガノデリ酸が優れた免疫力を正常化の働き、高血圧の改善、肝機能の向上、血糖値の正常化などしてくれています。豊富に含有するβグルカンも免疫賦活作用、その他成分トリテルベンは抗アレルギー作用、抗炎症作用があります。
最近の研究で霊芝エキスは肌のきめを整えハリをもたらす美容効果にも優れている
使い方：とても苦いキノコなのでミルなどで微粉末にしたものをコーヒーなどに少量混ぜて飲む、或いは薬局で買えるゼラチンカプセルに微粉末を入れてお手製のカプセルを作りサプリメント的に飲用。
②「カワラダケ」
茶色、褐色の年輪のような模様が七面鳥の尾に似ているという事から「Turkey Tail」と英名で呼ばれ、和名は屋根の瓦のように何枚も重なって生息している事からこの名称がつけられたそうです。
このカワダケは中国伝統療法では「ウンシ」という名称で長い間、肺の病気の治療薬として用いられてきました。日本及び欧米では免疫系への強力な増進作用がある事から癌の標準治療と併用するキノコ製剤として承認されいます。それはこのカワラダケの免疫機能を活性させる主成分ポリサッカロイドK（PSK）の含有が極めて高いのです。
日常的にこのキノコで抽出したお茶を飲用する事で高い免疫を獲得でき、がんの予防、がんの増殖抑制作用が期待できます。
使い方：しっかりと乾燥させたカワラダケ一握り程度をサーモスなどの保温効果の高い水筒（500～700㎖）に入れお湯を注ぎ一晩浸したものをお茶として飲用します。飲み切ったらもう一回お湯を注いて飲用出来ます。
スーパーで買える食材で免疫力高めるキノコ4種類
先に述べた特に免疫力を高める作用が強いキノコはキノコ狩りの達人もしくは市販の高価なものを購入しなければなりませんが、スーパーで簡単に購入できるキノコでも免疫力を高める作用を期待できるものがあるので4種類ご紹介します。
①舞茸
舞茸に含有される免疫力を高める成分はビタミンD、銅、β-グルカン、ビオチンなどが豊富に含有されています。他のキノコにもβ-グルカンは含有されていますが舞茸のβ-グルカンには「Mフラクション」「MX-フラクション」と言う成分が発見さていますがこの頭についている「M」「MX」の「M」はMaitake の「M」で舞茸特有のβ-グルカンで、消化されずに腸まで届き腸の内壁にある細胞性免疫を活性させたり血管、血液系の生活習慣病の予防にも効果的です。
その他水溶性と不溶性両方の食物繊維を豊富に含有するため、便のかさを増やし、その増えた便によって腸が刺激され排便を促してくれます。舞茸の摂取で免疫力を高める、便秘の解消、肥満予防など嬉しい効果が期待できます。
日本ではあくまで食品としての認識ですが欧米でな「Maitake Mushroom」と言うサプリメントとして何社もが発売しているほど効果が高いキノコです。
②えのきだけ
ビタミンB1,ビタミンB2などのビタミンB群、β-グルカンの一種レンチナンが他のキノコ類よりも豊富に含有されており抗がん作用が期待できるβ-グルカンと言われています。
その他、現代人が不足しがちな栄養素である鉄、亜鉛、マグネシウム、カリウムなどのミネラルも豊富で栄養満点の食材です。食物繊維も豊富で低カロリーなので免疫力アップ、美肌、豊富なビタミンB群の含有により脂肪燃焼、代謝アップが期待できるのに100gでわずか２２Kcalと低カロリーなのでダイエット中の方にピッタリな食材ともいえます。
③しめじ
ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、カルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で免疫力アップ効果が期待できます。
④椎茸
しいたけも他のキノコ同様に食物繊維が豊富で整腸作用や便通をスムーズにしてくれる作用がありますが、椎茸には椎茸特有の香り成分「レンチナン」が免疫力を高めウィルス性の病気に対しての抵抗力を発揮してくれるので、まさに今意識的に食べたい食材の一つです。
その他の効果としては血圧抑制作用、血管の詰まりやコレステロールの増加抑制作用なども期待できます。
これらのキノコ類はスーパーで一年中買えて、値段も比較的安い食材なので免疫を高めるために意識的に沢山取り入れるように心がけてみてください。
